デザインのプロセス

いつもデザインをするときにどんな風にかたちにしていってるのか、なにげなくやってることなので考えてみたことがなかったのですが、改めて書き出してみようと思います。

まず、制作物をつくる上でのクライアントの目的や、その背景、対象となる人たち、アプローチの方法、イメージの希望などを聞いていきます。その制作物のことだけではなく、なぜその事業や活動を始めたのか、なども聞くこともあります。その場合は、今後どうなっていきたいか、どんな印象を持ってほしいか、どんな人たちとつながっていきたいか、なども細かく聞いていきます。その上でどんなアプローチで何が必要かなどを、予算とすりあわせながら打ち合わせをしていきます。

制作物の打ち合わせも大事なのですが、雑談、というか何気ない会話の中に、その方の求めているエッセンスや、考え方が出るような気がします。それを、おそらく何気なくキャッチしつつ、話しているうちに、「こんなイメージ」というのが頭の中にうかんできます。明確に出てくる時はその場で確認したりしながら、イメージをかたちにしていきます。
もちろん、お客さまの方で、明確なイメージがあれば、それをかたちにしていくのですが、特にない場合は、こんな感じで進んでいくことが多いです。

ここで一番重要なのは「相手のことをよく知ること」だと思っています。そして、相手の目線で考えて制作し、その先にいる対象となる方々の目線にもなってみること。

「デザインを頼みたいけど、どんなイメージにしてもらったら良いのか分からない」、「もやもやとしていて、言葉でうまく伝えられない」という方も多いと思います。その場合は、普段行くカフェや、街のなかで、好きなフライヤーや、ショップカードなんかを集めておくと良いと思います。そうすると、自分がどんなデザインが好きなのか、どんな雰囲気が好きなのか、などがだんだん分かってきて、デザインを頼む場合も、参考資料になります。

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